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「見事に捌かれたか。銃の扱いは大分慣れたと思ったが、まだまだだな。」

無論、銃弾を発射されてから捌くなど土台不可能である。
銃砲に向けた短剣の切っ先が、銃弾の軌道を僅かに逸らしたに過ぎない。
パーカッションロック式銃。雷管と呼ばれる着火器を用いる最新の銃で、
火縄式、車輪式、燧石式と比べて、着火が確実で不発や湿気に強く、
また装薬への着火が早いので、これまでの銃の様に撃鉄を落としてからの拍が無い。
即ち、極至近距離ならば、引き金を引いた場所へと弾丸が飛んで行く。

帝国工廠の資料によると、一町弱(100m)先の人間大の固定された的への命中率は五割、戦場においては一割五分。
極めて命中率の低い武器と言える。これは矢の様な流線型の飛翔体とは異なり、火薬によって弾き飛ばされた弾は、
銃砲内での接触、及び射出後の空気抵抗で弾道が無軌道になる為だ。
一方それ故に、着弾後その仕事量を一気に放出する為、生体が受けると致命的な傷害を被る事となる。

つまり極至近で戦う白兵戦に置いて、持つだけで脅威となる武器である。
況やこの銃は、一般的な銃より大口径。より重く大きい弾を発射する事を可能としている。
超至近距離でこそ最大の威力を発揮する武器。それは剣や槍、魔術にも無い特性である。

武とは、常に最新最強たらねばならぬ。
軈て捨てざるを得ぬ日も来るのかと、鞘に納めた短剣に触れた。
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