体内に存在するマナは血流に同期して循環しており、
魔力値は単時間に於けるマナの流量を表す数である。
人体の受容量は固体によって異なるが、遺伝の性質を持っており、
術師の家系に高い魔力を備える者が多いのはその為である。
魔力値は単時間に於けるマナの流量を表す数である。
人体の受容量は固体によって異なるが、遺伝の性質を持っており、
術師の家系に高い魔力を備える者が多いのはその為である。
自然界に遍在するマナの量には分布が存在し、
マナ濃度の高い地域の人間は、平均の10〜30%魔力値が
高いという検査結果も存在する。
但し、この結果は該当地域に居住の第4世代以上を経た家系に限り、
第1世代の検査結果は、居住年数に関わらず平均とほぼ同じ事から、
世代を経て獲得する能力であると目されている。
短時間における高濃度マナへの曝露は、
俗に魔力酔いと称される、悪寒、頭痛、動悸、息切れ、
気力減退の症状が古くから知られており、
魔法金属製品の使用による報告数が最も多い。
近年、「マナを活性化させ魔力増進」という触れ込みで
ミスリル製パイプを正四面体の稜線で構成した、
テトラパワーなるグッズが出回っており、
濫造品の中には呪鉱石を用いた粗悪品も横行し、
健康被害のみならず、精神被害を引き起こしたケースも
取り沙汰され、公衆衛生局からは注意喚起がされた。
魔導学院生の使用も流行の一助として騒がれたが、
学院生のモルガン・スパイク自らが実験台となり、
1ヶ月間テトラパワーに籠るとどうなるか?を題材として
発表した実録書籍「Super Power Me!」は記憶に新しい。
魔導至上主義を他者に押し付ける魔導学院の風刺、
ひいては帝国の実存そのものへのメタファーが隠された怪作として
評価され、帝都文化賞であるレガリー賞※を受賞した。
※皇帝自らが選考委員長を務める。近年の賞状の文章は、
本業のハードワークか祟ってか、やけにやっつけ感が強いと評判。
褒賞品はレイガルコインとプロマイド、マヨネーズの
欲張りハッピーセット。なんとコインデザインはドヤ顔エディションだ!
〜〜〜〜〜〜〜
魔術師が杖を使う理由を考えていた結果、
魔力ってそもそも何やねんという思考の迷走を辿り、
何故だかオカルトグッズの記事に着地するという怪。
史上最凶の呪鉱石はラグーンの海底遺跡最下部に眠る、
デーモン・コアとかいうヤベーやつ。触ると死ぬで。
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