爽秋を 囓るが如し 生茗荷
寺田寅彦という人の随筆に「鉛をかじる虫」というのがある。
一見意味のない摂取と排出も、一寸は意味があるかも判らんから、ドラ息子には勉強させるし、おじさんもこんな随筆書いちゃうよん。というような内容。
今でこそ金属の殻を持つ貝やら蚯蚓が知られているが、昔の人にしてみれば、金属を摂取する生物は相当妙ちくりんな存在だったのに違いない。
是れ即ち浪漫!そんなわけで、竜が宝石を狙って姿を見せるのは、外皮を生成する生体上不可欠という設定で幻想読本的に解釈してみよう。
光り物が好きなのか・・・
カラスの場合、知能が高いので最初は警戒するものの、慣れると遊びに使うのだとか。つまり竜の知能はカラス並み、何となく面白いので集めちゃう!個人的には此れが一番説得力があるように思える。なんてことだ。
自然界では、宝石の土壌対の分布率では極微量。生体組成上不可欠という立場をとると、外皮を全て宝石のみで賄っているとは到底考え難い。必要量としては、おそらく人間のミネラル摂取より若干上ぐらいの優先順位で摂取の必要としているのだろう、そんな訳で竜は牛や馬などの大型生物の他、日がな土を食って生きている・・・と推測される。そうした中で凝縮率の高い宝石を見つける事は生物としては効率が良いことなのだろう。ちなみに、持っていると寄ってくるのは視覚による情報だけとは考えにくい。錬金術や魔術に宝石を用いそうな世界なので、竜の纏う微量の魔素に反応した周波振動(水晶の電圧印加による振動と同じ原理)を捉えているものと考えられる。
組成的に考えて・・・
ダイヤモンドを食えば無敵のバリ硬ドラゴン(ラーメンみたい)の完成だが、元素的に考えて有機物なら何でも成立してしまう。ダイヤの外皮より炭素繊維を生成する方が色々都合が良さそう。別にダイヤモンドである必要は無かった!周波振動に寄って来てるだけだね!
じゃあ何なら適材なのよ、となる。竜を誘き寄せる強度は大型生物で(!)、ダイヤ・エメラルド・ルビー・サファイア・オパールで(!!)という具合。ダイアは除外されたし、エメラルドとオパールは強度的に考え難い。ルビーとサファイアは色が違うだけでコランダムという石なのでこれの可能性が高いかも。
コランダムって・・・
酸化アルミニウム(Al2O3) なんて無駄のない組成式。アルミニウムの材料のボーキサイトと、ルビー・サファイアのコランダムは、不純物を除いた組成は同じもの。一部高級時計の風防にも使われるサファイアクリスタルもコレ。アルミ缶とルビーが同じ元素を持つというのは不思議な感じですが、化学的には割とフツー。そりゃー竜が土を食うってもんですよ。竜の鱗製品が金属なのもそのためか!空き缶はあってもアルミニウムが存在しない(発見されていない)世界だし、色々都合が良すぎだろう。
そんな訳で竜の鱗はアルミの化合物ということに個人的に決定しました。
重量や雷を通す問題は何らかの化合物の為ということで強引に乗り越えよう!!
多分ジュラルミンが最有力。
結論:
竜の鱗はアルミ製
一方浪漫は死んだ。
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